ゲーム開始時、まずはこのゲームの主人公(=プレイヤーの分身)を作成する。決める項目は名前(愛称含む)、誕生日、血液型、ロボットタイプ、顔グラフィック、性格の6つ。一度決定してゲームを開始すると、二度と変えることができないので、ふざけたものにせず、ちゃんとしたものにすること。もしどうしても名前が決められないというのであれば、ゲーム上であらかじめ決められたデフォルト設定をそのまま変更せず使ってもいいだろう。
ちなみに、スパロボFおよび完結編では「誕生日と血液型の組み合わせによって習得できる精神コマンドに変化する」というシステムはない。よってこの誕生日と血液型は特に気にすることなく好き入力してしまって構わないが、SS版の完結編では少しだけお遊びの要素が用意されている。自分の誕生日にゲームを起動すると、エヴァンゲリオンのキャラクターたちが、誕生日を祝ってくれるイベント(TV版エヴァンゲリオンのパロディ)が挿入されるのだ。これはセガサターン本体に備わっている時計機能を利用したもので、PS版では見ることができない。
主人公作成時、ロボットタイプとして「リアルロボット系」か「スーパーロボット系」のどちらかを選ぶことになる。これはゲームのシナリオ分岐に関わるほか、主人公のステータス、主人公専用機など、さまざまな事柄に深く関係する。大雑把に説明すれば、「リアルロボット系」はガンダムに登場するパイロットに近い能力値を持ち、専用ユニットもまたそれに近い。運動性が高く命中と回避に優れ、遠距離攻撃を得意とする。逆に「スーパーロボット系」はマジンガーZやゲッターロボといった作品のパイロットに近い能力値を持ち、専用ユニットもそれに近い。HPや装甲が高めで、一撃の破壊力が大きい白兵戦用の武器を持つ。
主人公はどちらのタイプであっても能力的にはかなり優遇されていて、強い。ゲーム攻略の要となるのでしっかり育てていこう。なお主人公のロボットタイプは副主人公(恋人)にも影響を及ぼし、副主人公は主人公と同じロボットタイプとなる。またリアルロボット系を選んだ場合は、主人公と副主人公はモビルスーツに乗り換えることが可能だ。
完結編からゲームをスタートした場合、主人公を作成したあとに恋人の有無を問われ、「いる」と答えれば恋人の名前や顔グラフィックを設定する画面へと移る(ちなみに「いない」と答えた場合は副主人公はシナリオ中で登場することはない。なお主人公がスーパーロボット系で「恋人がいない」を選択している場合、シナリオ3「フロンティア4の危機(前)」冒頭でゲシュペンストmkIIをギリアムから譲り受ける)。
この副主人公は、名前(愛称含む)と顔グラフィックは自分好みに設定できるものの、ロボットタイプは前述したとおり主人公と同じだし、誕生日の設定はない。性格についてはシナリオ中の台詞に関わるため、決められたパターンから変更することができない仕組みになっている。
この性格というのがかなり重要で、性格によって声を当てる声優に違いが出るほか、どの性格の主人公とどの性格の副主人公がカップルになるのかが決定されているのだ。自分好みの主人公をキッチリと決めたい!という人は、以下の表を見てじっくりと考えてみてほしい。なお顔グラフィックについては、左が湖川友謙デザイン、右が河野さち子デザインだ。河野さち子デザインの顔グラフィックを選んだ場合、台詞によって表情が変化する。
性格 | ♂ | ♀ |
まじめでやさしい熱血漢 | レナンジェス=スターロード![]() ![]() (CV:難波圭一) |
パトリシア=ハックマン![]() ![]() (CV:林原めぐみ) |
理論家だけど異性好き | イルムガルド=カザハラ![]() ![]() (CV:堀内賢雄) |
グレース=ウリジン![]() ![]() (CV:宮村優子) |
ちょっと変な性格 | ヘクトール=マディソン![]() ![]() (CV:石野竜三) |
ミーナ=ライクリング![]() ![]() (CV:日高のり子) |
クールでニヒル | アーウィン=ドースティン![]() ![]() (CV:関俊彦) |
リン=マオ![]() ![]() (CV:緒方恵美) |
■カップルの組み合わせ