FC版のデジタル・デビル物語 女神転生2についてのメモ。各悪魔の攻撃相性を調査してみた。調査方法は、外道ゴールドスライムに攻撃するだけ。スライムは防御相性がガン無効なので、ガン属性の攻撃をした場合、ダメージは全く与えられない。このことから、スライムにダメージを与えることができた悪魔を剣、ダメージを与えられなかった悪魔をガンと分類してみる。
剣相性 | ガン相性 |
---|---|
魔神シヴァ 鬼神カーリー 妖魔ワンドナイト 魔神バアル 魔神アフラマズダ |
神獣チィンロン 地霊タンキ 魔神ルシファー 魔獣パイロン |
これで全部…かな?いや〜、疲れた。仲魔になる悪魔すべての攻撃相性を調べる、という企画上、今までろくに使ったことのない悪魔を合体で仲魔にして遊んだりしたこともあってか、意外と楽しめた。「よく見たらこいつの所持魔法便利じゃん!」みたいな発見があったのが嬉しかったかな。
結論としては、この企画のタイトルどおり、「剣相性はガン相性よりも俄然役に立つ!」といったところ。後半は剣反射の悪魔も出てくるけど、それは逃げればいいってハナシになっちゃうと思うので…。とにかく、剣相性の悪魔を中心にパーティを組むだけで、大抵のザコはサクサク倒せる。そういう仕掛けが明確にわかって、剣相性だけで組むってのもガチガチすぎて面白くないかなという気分はあるんだけど、実際戦ってみると、剣相性とガン相性ではダメージがまったく違うから、効率的なプレイを望むのであれば、剣相性を重視した方がいいと思う。正直、ガン相性で強いと思えるのはルシファーくらい。ヤツはレベルが100もあるから、攻撃力がダンチなので、ガン相性でも大きいダメージを与えられる。そこはさすがというべきか。
EVIL系の悪魔に関しては、おそらく「グラフィックが似ている悪魔は攻撃相性が同じ」で通用すると思う。例えば鬼神ラクシャーサと妖鬼オニが同じであるように、妖鬼カワンチャが剣なら悪霊スパルチも剣、みたいな。多分そんなところじゃないかな。
さて夏休み特別企画とうって出した女神転生2調査ページ、いかかだったでしょーか。久々にプレイしてみて思ったのは、「やはりこのゲーム面白い!」、この一言に尽きる。そりゃ現代基準で見れば、つらい、きつい要素もなくはないけど、悪魔合体をキッチリこなしていけばなんとかなるかなぁというレベル。こんなデータをあげておきながら言うのもなんだけど、未だプレイしたことのない人は、相性なんて気にせずに苦戦しながら楽しんでほしい。また昔遊んだけど途中でやめたという人は、ぜひ攻撃相性を意識した効率プレイで、エンディングを目指してみてほしい。昔苦戦した悪魔たちも、攻撃相性を意識するだけでガラリと感触が変わるはず。
発売からかなりの時間が経過したが、女神転生2の面白さはまだ色褪せていない。ぜひ、多くのゲームユーザーに遊んでもらいたい作品だ。
剣相性 | ガン相性 |
---|---|
妖鬼メズキ 妖鬼ゴズキ 妖魔モルガン 妖魔オオナムチ 天使ミカエル 妖鬼オニ 鬼神ガネーシャ 幻魔ハヌマーン 魔神ヴィシュヌ 妖魔カップナイト 鬼神トール 妖鬼プルシキ 妖魔ソードナイト 妖魔ヴァルキリー |
幻魔ウコバチ 妖精トロール 神獣スフィンクス 神獣バロン 地霊ウペルリ 妖魔クシナダヒメ 魔獣9ビノキツネ 聖獣フェニックス 妖魔アミイ 神獣ガルーダ 鬼神アモン 妖魔ハンジャ 魔獣キマイラ 妖鬼メフィスト 天使ケルビム 妖魔フーリー 妖魔グレモリー 妖鬼コロンゾン |
もうかなりの数を調べ終えたんじゃなかろーか。ここにきて思うのは、「妖魔が無駄に多すぎる」ということ。東京ではあまり出てこないくせに、魔界に入ってからはガンガン出てくる。ここらへんの設定がよくないなぁと…。こんなに数多くても、使い道ないしね。それと前々からアモンが微妙に弱いという印象を持っていたのだが、やはりガンだったか。どうりで弱いわけだ。ブフダインは魅力的だけどね。
敵のクリティカルの「必殺の一撃」に関しては、ちょっとよく分からなかった。たぶん1.5倍じゃねーかな、という、あいまいな記憶なので、間違っているかも。エナジードレイン調査のついでにやったのだけど、どういうわけかサキュバスは必殺を出してくれなかった…。
項目 | LV54 | LV53 | LV52 | LV51 | LV50 | LV49 | LV48 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
体力 | 22 | 21 | 21 | 21 | 21 | 20 | 20 |
知恵 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 |
攻撃 | 21 | 21 | 21 | 21 | 20 | 20 | 20 |
機敏 | 21 | 21 | 21 | 20 | 20 | 20 | 20 |
運 | 21 | 21 | 20 | 20 | 20 | 20 | 19 |
上の表は、装備をすべて外した状態でエナジードレインをくらったときの、アビリティの変化を表している。
次回更新で最終回か?乞、ご期待!
剣相性 | ガン相性 |
---|---|
鬼神ジコクテン 精霊ラケー 妖精ボーグル 妖魔ディスクナイト 妖鬼アラハバキ 魔神ブラフマン 天使ニケー 天使ガブリエル 鬼神スサノオ 魔神オーディン 鬼神タモンテン 天使ウリエル 天使ラファエル |
魔獣ケルベロス 魔獣タムズ 聖獣パビルサグ 魔獣グリフォン 幻魔ダンバラ 妖精レグバ 魔獣ヤタガラス 妖鬼シトリー 幻魔ラミアー 妖魔ジャクフロスト 幻魔ラクシュミ 鬼神イフリート 地霊ジャイアント 妖鬼ジニー 幻魔キクリヒメ 精霊サラマンダー 幻魔フルカロス 聖獣ラクチャンゴ 幻魔アガレス |
バエル城までクリア。やはり剣相性万歳、って感じ。ただ邪神ロキ、邪神アリオク、怪獣フェンリル、妖鬼ジニーあたりは堅くて、剣相性といえどなかなかすんなりとは倒せない。
邪神ロキを養殖して経験値稼ぎをしてたんだけど、どうやら取得経験値の累計が65535を越えると数値がループしてしまうようだ。ロキ狩りをするときは気をつけましょう。
使えないことで有名な魔神ブラフマンも、防御相性だけは優秀なので、盾としては結構使える。先頭にしておくとバエル城の敵相手にも結構がんばってくれる。さらにブラフマン+同種族2体で3身合体をおこなえば、簡単に魔神オーディン造ることができるし、言うほど悪くはないと思うんだが…いや、微妙な能力であることには間違いないけど。
個人的にブラフマンより問題だと思うのが天使で、序盤から普通に造れる設計であれば、また違った面白さになったと思うんだよなぁ。天使は防御力高いから盾になるし、魔法も優秀なだけに惜しい。普通にプレイしてるとせいぜいガブリエルとミカエルぐらいしか出番がないのでは(それすらない人もいるかと思う。自分が初めてプレイしたときは、天使なんて造ったことすらなかった)。序盤からウリエルやらラファエルを仲魔にできたら、さぞ楽しかっただろう…多分。
攻略本の話。随分昔に買ったものなのでもうボロボロ。いずれの本もYHVH戦のことは伏せてあるものの、バランスよくできてるなぁと思うのは双葉社の『必勝攻略法』か。ダンジョンマップもまぁまぁ見やすいし、悪魔データが写真とイラストを一緒に載せている上に、種族別にわけられていて分かりやすい。各項目も見やすいので、悪魔データを素早く調べたいなら断然この本がいい。各悪魔にコメントがついているのもGOOD。弱点は宝箱の中身を「まァ取ってみればわかる」などと適当なコメントで省略していること。そこはちゃんと載せろ、と(でも実は、3冊とも宝箱の中身はハッキリと書かれていなかったりする)。
徳間の『完全攻略本』は、3冊の中で一番安い(490円。現代ではありえねー安さ)ということもあってか、値段相応の薄っぺらさ。ダンジョンマップは見難いし、悪魔データが出現場所別に紹介されているため、検索に不便。また武器・防具リストが本誌とは別に折り込みになっていて、微妙に使い辛い。耐性数値も載ってないし。
ついでに言うと文章のテンションがなにかおかしいのも、この本の特徴だ。たとえばベリアルの城では、「イザナミを探せっ!!イザナミを救えっ!!」「ちくしょーっ!!許せねえぜ、魔王ベリアル!!」「こーいう時、ザコ相手も楽じゃない」「敵討ち途中でも、宝はしっかり探すヤツ」「イザナミは死んだ。魔法でも蘇生不可能。何か、手立てはないものか!!」……暑苦しいわ。メガテンのノリとは違うんだよね…じゅうべえくえすととか、ああいうゲームならまだ合いそうなんだけど、メガテンにこの熱血漢は無理でしょ。読んでて疲れる。
『女神転生2のすべて』は、価格が1000円と、3冊の中では一番高い。内容としては、悪魔の紹介文や、ゲームの世界観解説など、ゲームの設定を細かく理解する上ではすごく役に立つのだが、肝心の「ゲーム攻略」部分がよろしくない。たとえば悪魔相性のページと悪魔データページの間に悪魔の特殊攻撃解説のページがあったりして、どこになにがあるのか、感覚的にわかりづらい構成になっているのが難。
また、悪魔データの見せ方は3冊中最低最悪のデキで、とにかく分かりづらい!普通は「体:10」とか、その数字が何を意味しているのか書かれてしかるべきなのだが、困ったことにこの攻略本では「10」というふうに、ただ数字しか書かれておらず、一体何が何を意味しているのか、理解するのに手間取ってしまうのだ。
さらに一番不可解なのが悪魔合体のパターン解説で、これはページの端に書かれているのだが、「モルガン×ペガサス=ラクシャーサ」とか「ジャクフロスト×パイロン=ガネーシャ」とか、ありえなくね?現実的に使える合体パターンじゃないでしょ、これ。なんでLV29のラクシャーサ造るためにわざわざLV43のモルガン使う合体法のせんだよ。LV40以上の悪魔を仲魔にできるぐらいになった頃には、ラクシャーサなんてつかわねーだろ…。序盤に出てくるレベルの低いペガサスと合体させるという教え方も適切ではない。パイロンにいたってはラストダンジョンの銀座にしか出てこなかったはず。それ使ってガネーシャとかありえない。
これはゲームの流れにあわせての組合せではなく、数字の計算上は、という視点でのみ書かれているものだから、とても実践できるようなものじゃないんだよな。今読んでみても、やっぱり成沢大輔氏の攻略本はどこかおかしい。他の2冊にはない良さもあるだけに、残念だ。
攻略本じゃないけどファンなら押さえておきたいのがサントラCDか。CDのデキ自体もいいんだけど、増子司氏による曲の解説や、スタッフ対談とか裏話がたっぷりと掲載してあるのが良い。若き日の金子一馬絵師も、かっこいいぞ。はたして再び金子一馬と鈴木一也のコンビでメガテンの世界を構築する日はくるのだろうか……こないか。くるわけねーよな。
剣相性 | ガン相性 |
---|---|
鬼神コウモクテン 鬼神ラクシャーサ 幻魔クーフーリン 妖鬼モムノフ |
神獣ナーガ 精霊シルフ 幻魔キンナラ 地霊ツチグモ 精霊ウンディーネ 妖鬼ガープ 精霊ヴェパール 妖魔コワトリクエ 魔獣ストーンカ 地霊アトラス 妖精アエロー 妖魔ケンタウロス 地霊サレオス 幻魔バフォメット 妖精ルサールカ 妖精ケライノ 魔獣ネコマタ 聖獣ケツアルカトル |
LV30ぐらいまでの悪魔はほとんど調べた(地霊タンキって銀座に出現しないよね?どこに出るの?)。状況としては、魔王パズスを倒したところぐらい。やはり前回同様、剣相性の悪魔の数が極端に少ないのがよく分かる。
今回、改めてプレイしなおしてみてつくづく思ったのは、剣相性の仲魔でパーティーを構成するだけで、かなりサクサクと敵を倒せるもんだなぁということ。今まで意識してこなかったことだけに、ビックリした。鬼神はマグネタイト消費量が高いため、2体も同時に召喚しているとなるとマグネタイトの減るスピードがハンパないのだけど、でもその分、ガンガン敵を倒してくれるので、結構爽快。むしろケチるべきではないかも。ヘタにガン相性の仲魔を召喚しても、ザコを倒すのに時間がかかる=それだけ被ダメージ量が増えるだけで、精神的にもMP的にもよろしくない。せいぜいガン相性は1体、回復魔法所持の悪魔を召喚しておくとかで十分か。ボス戦のときは補助魔法が決め手になるから、魔法重視でパーティーを変更した方がいいかな。つまりザコ戦は速攻重視で剣相性を、ボス戦は魔法重視でパーティーの構成を組むと。
しかしキンナラやケンタウロスは、いかにもそれらしい武器を持ってるくせになぜかガンってのがいただけないなぁ。ネコマタなんかはドルミナールで新宿のジャンキーどもを片っ端から眠らせてくれるんで、たとえガン相性でも役に立つんだけど。そこを剣でバッサバッサと斬り捨てるのがいいのよ。ああ、美しい連携!
剣相性 | ガン相性 |
---|---|
地霊コボルト 妖精ゴブリン 地霊ブッカブー 鬼神ゾウチョウテン 幻魔エリゴール 妖鬼カワンチャ |
幻魔アルラウネ 妖精ピクシー 妖鬼カーバンクル 地霊ドワーフ 妖鬼キマリス 精霊エアリースライム 精霊アーシースライム 妖精ハーピー 魔獣オルトロス 妖精エルフ 魔獣ペガサス 聖獣キリン 精霊フレイミスライム 精霊ノーム 聖獣ユニコーン 聖獣ガンダルバ 聖獣ゲンブ 妖鬼フォルネウス 幻魔エイワス 精霊アクワンスライム 妖精オキュペテ 妖精メロウ 妖精アプサラス 妖精ケルピー |
時間の都合で序盤で仲魔になる悪魔だけしか調べられていない。
まず一目見て分かるのは、剣相性の悪魔が極端に少ないということ。これが大きなポイントになっていると思う。六本木地下街や渋谷のビルなど、大量に出現する不死系悪魔(ボディコニアン、コープス、ワイトなど)は防御相性上ガン攻撃にかなり強いため(25%と50%)、これらガン相性の仲魔に頼らざるを得ない序盤は、どうしても厳しい展開になる。鬼神ゾウチョウテンや幻魔エリゴールがかなり強いと感じるのは、こういう関係もあるのかなと思う(その上彼らは2回攻撃するし)。
また分類の傾向に関しては、基本的には「武器を持っている悪魔」が剣で、「素手」の悪魔がガンである場合が多い。「場合」と書いたのは例外もあって、鬼神ゾウチョウテンは「素手だが剣」、地霊コボルトは「棍棒を持っているがガン」、であるからだ。大抵は見た目で判断できるが、この様子だと例外も多くありそうだ。
剣であるかガンであるかにこだわって、ガチガチにしばってまでプレイしなくてもクリアはできるけど、知っていると知らないとではそれなりに差が出るかも?たしかルシファーはガン相性だったような…。このまま調べてみるのも面白いかもしれない。