マップ兵器

 ユニットが搭載する武器の中には、「MAP」と書かれた武器がいくつか存在する。これを「マップ兵器」という。マップ兵器は通常の武器とは違い、戦闘シーンに切り替わることなく、その名の通り「マップ上で敵を攻撃する武器」、を意味する。うまく敵を誘き寄せ、その射程範囲内に敵を入れることができれば、一気に複数の敵を撃墜することが可能なのだ。もちろん、熱血や幸運といった精神コマンドの効果も射程範囲内の敵全機に発揮されるため、使いこなせれば非常に役に立つ武器となりうる(戦闘シーンへの切り替わりに時間のかかるスパロボFとしては、ロード時間がかからないという点も大きい)。

 しかしマップ兵器は何もよいことばかりだけではない。まず第一に、大抵のマップ兵器は極端に弾数が少ないか、あるいは膨大なエネルギーを消費する武器であること(つまり連発はなかなかできない)。第二に、大抵のマップ兵器は射程範囲内に味方がいた場合、味方も攻撃対象になる、ということだ。
 まず前者については、エネルギー消費型であればエネルギーの数値を改造で増強したり、または強化パーツや補給ユニットによる支援という手段でなんとかカバーできる。マップ兵器を戦略上連発するユニットにはこれらのサポートが欠かせない。後者については、どうしても味方をマップ兵器に巻き込まざるを得ない場合は、あらかじめ精神コマンドのひらめきをかけておくなどして回避させたい。

 ちなみに、敵は自軍を巻き込んででもマップ兵器を使ってくる。敵ユニットは細かくチェックし、思わぬ被害を受けぬよう、注意深く作戦を進めよう。

アーガマ:ハイパーメガ粒子砲(射程1〜5)

ハイパーメガ粒子砲

 自軍で最初に使えるようになるマップ兵器。初期攻撃力は1700と結構高いが、肝心のブライト自身の射撃攻撃力がそれほど高くないので、思うほどダメージが与えられないという印象。ただブライトは幸運や必中を覚えるし、武器自体を改造してしまえば、結構な戦力にはなる。

ゴラオン:オーラノバ砲(射程1〜5)

オーラノバ砲

 ゴラオンのマップ兵器はアーガマのハイパーメガ粒子砲と射程そのものは同じだが、攻撃力は2200と結構高め。ただ、エレ自身の能力値が低いため、必中を使わないと敵に当て辛い。

ネェル・アーガマ:ハイパーメガ粒子砲(射程1〜6)

ハイパーメガ粒子砲

 ネェル・アーガマのマップ兵器。といっても、ネェル・アーガマはシナリオ45「オペレーション・レコンキスタ」でNPCが操作するものであって、プレイヤーが操作することはできない。一応、アーガマのハイパーメガ粒子砲より射程が1長い。

百式:メガバズーカランチャー(射程1〜7)

メガバズーカランチャー

 百式のマップ兵器は、直線型の射程。初期攻撃力は2500とかなり高いが、ENを100消費し、しかも気力を110必要とするので、微妙に使いにくい。

バッシュ:バスターランチャー(射程1〜7)

バスターランチャー

 バッシュ、アトールVなど、一部のヘビーメタル系ユニットが搭載しているマップ兵器。最大射程は長いが直線型なので、少し配置に気をつければそう食らうこともないだろう。バッシュやアシュラテンプルはゲーム序盤からガンガン出てくるが、こちらはそういうヘビーメタルを完結編にならないと入手できないのが悔しい。

アシュラテンプル:バスターランチャー(射程1〜8)

バスターランチャー

 実は同じバスターランチャーでも、アシュラテンプルのそれは最大射程が1長く、攻撃力も高い。バッシュと同じだろうと確認を怠ると痛い目を見るので注意。

ウイングガンダム:バスタービームライフル(射程1〜7)

バスタービームライフル

 ウイングガンダムのマップ兵器は、バスターランチャーと同様の直線型。なので、射程範囲が分かりやすい。ただ攻撃力は初期値が2500とかなり高く、しかも弾数制(3発撃てる)でEN消費がない分、武器の性能としてはこちらの方が上か。

ガンダムヘビーアームズ:マイクロミサイル(射程2〜5)

マイクロミサイル

 ガンダムヘビーアームズのマップ兵器は、まず射程範囲内から着弾点となる場所を選ぶ。そしてその着弾点と、着弾点からの縦横2マスが、実際の攻撃範囲となるというマップ兵器。威力は低いのだが対象となる範囲は結構広いので注意しよう。弾数が10発もあるのが魅力。

アッザム:アッザムリーダー(射程1〜5)

アッザムリーダー

 アッザムリーダーのマップ兵器は、まず射程範囲内から着弾点となる場所を選ぶ。そしてその着弾点と、着弾点からの縦横2マスが、実際の攻撃範囲となるというマップ兵器。基本的にガンダムヘビーアームズのマイクロミサイルと同じだが、射程が若干違う。

クーロンガンダム:超級覇王電影弾(射程1〜7)

超級覇王電影弾

 クーロンガンダム及びマスターガンダムのマップ兵器。攻撃範囲がかなり広い上に、消費ENがたったの30しかないという、卑怯じみたマップ兵器。しかも初期攻撃力も2100と高い。マスターアジアの力も加わり、かなりのダメージを叩き出すこと間違いなしだ。イベントではマスターアジアとドモンがふたりで力を合わせて使っていたが、実際にはマスターアジアひとりで使うことができる。

グランゾン:グラビトロンカノン(射程1〜5)

グラビトロンカノン

 グランゾンのマップ兵器は弾数制で初期攻撃力2000と、なかなか強力。Fでは仲間にならないので使える機会はない。完結編までのお楽しみ。

ビュードリファー:マイクロミサイル(射程1〜6)

マイクロミサイル

 基本的にはガンダムヘビーアームズと同じ。まず射程範囲内から着弾点となる場所を選ぶ。そしてその着弾点と、着弾点からの縦横2マスが、実際の攻撃範囲となるというマップ兵器。

オーグバリュー:プラズマリーダー(射程1〜6)

プラズマリーダー

 基本的にはガンダムヘビーアームズのマイクロミサイルと同じ。まず射程範囲内から着弾点となる場所を選ぶ。そしてその着弾点と、着弾点からの縦横2マスが、実際の攻撃範囲となるというマップ兵器。