特殊技能

 「特殊技能」とは、パイロット個人が持つその名の通りの技能、つまり今風に言えばスキルのこと。この特殊技能は何を覚えるかについてはあらかじめ個々で決まっており、自由に付け替えたり、新たに追加したりということはできない。
 この特殊技能にはレベルが設けられていて、パイロット自身のレベルが特定の数値に達すると、特殊技能もレベルアップするという仕組みになっている。特殊技能のレベルが上昇すれば、当然それだけ戦闘では有利に働くので、特殊技能の効果は決してバカにできない。特にゲーム終盤ともなれば敵味方共に特殊技能がどうしても発動しやすくなるので、結構ヒヤヒヤする。

 以下に、それぞれの効果についてまとめたので、よく読んで理解してほしい。

ニュータイプ、強化人間

 ガンダムシリーズに登場したパイロットがよく持っている技能。命中と回避にボーナスが付くほか、ニュータイプ専用武器であるサイコミュ兵器・ファンネルの射程距離にもボーナスが付く。しかもレベルが上がれば上がるほどボーナスの数値が増えていくので、同じガンダム系パイロットでも、ニュータイプであるか否かの差は大きい。
 なお強化人間は簡単に言えば「人工的なニュータイプ」で、ボーナスそのものはニュータイプと違いはない。ゲーム中盤からは、これら技能を持つ敵パイロットが増えてくるぞ。

技能LV 回避修正 命中修正 ファンネルの射程
LV1 +3 +3 +1
LV2 +6 +6 +1
LV3 +9 +9 +1
LV4 +12 +12 +1
LV5 +15 +15 +2
LV6 +18 +18 +2
LV7 +21 +21 +2
LV8 +24 +24 +2
LV9 +30 +30 +3

切り払い

 敵の実弾兵器、あるいは格闘武器による攻撃を、「技能レベル÷16」の確率で無効化する。ただし切り払い技能を持つパイロットが搭乗する機体に、剣やビームサーベル、あるいはそれらに準じた武器が搭載されていなければ発動しない。
 この技能で切り払うことができるのは、ミサイルやファンネルといった実弾兵器や、ビームサーベルなど白兵戦による攻撃が該当する。発動すればダメージを完全に0にできるので、かなり便利だ(敵パイロットの中にも習得している者は多いので、厄介でもあるのだが)。また意外に知られていないことだが、攻撃したさいに敵が反撃不能である場合は、切り払いは発動しない。したがって、切り払いをされて無駄弾にならないようにするには、こちらに反撃ができない、射程が短い敵を狙うとよい。重要なテクニックなので、覚えておこう。

シールド防御

 敵に攻撃されたときに、「技能レベル÷16」の確率で発動する。発動すると敵から受けるあらゆるダメージが半減するので、HPの低いユニットにとっては、ありがたい技能だ。当然だがシールド防御の技能を持つパイロットが盾を搭載する機体に乗っていなければ発動しない。どちらかが欠けていてはダメだ。

■切り払い・シールド防御・分身の発動条件■
行動 切り払い シールド防御 分身
反撃不能時 発動しない 発動しない 発動しない
防御選択時 発動する 発動しない 発動しない
回避選択時 発動する 発動する 発動しない
反撃選択時 発動する 発動する 発動する

底力

 いわゆる、「火事場のクソ力」。ユニットのHPが1/8以下になると発動する。この技能が発動すると、回避と命中に+10のボーナスが付き、さらにクリティカル率が50%上昇する。瀕死状態にならないと発動しないという技能ゆえ使いどころが難しく、狙ってもいなければお世話になることはないだろう。