悪魔とコミュニケーションを取ることができる「会話」コマンド。悪魔をどんどん仲魔にして、邪教の館で悪魔合体をおこない、強い悪魔を造る――これが『真・女神転生2』の楽しさのひとつだが、しかしながら出現するすべての悪魔を会話で中にできるわけではない。前作をプレイしたという人であればこの点は言わずとも想像がつくと思うのだが、初めて『真・女神転生』シリーズを遊ぶという人にとっては、少々分かりづらい点であると思う。このページでは会話の注意事項や、会話で仲魔になる悪魔とならない悪魔の区別を中心に、書き進めていく。
まず最初に気をつけなくてはならないのが「月齢」である。悪魔との会話は、満月のときは基本的に会話が成立しない。稀に成立するときもあるのだが、それは本当に稀なので期待しない方がいい。仮に成立しても理不尽な理由で先制攻撃を受けたりと、いつも以上に悪魔の扱いが難しくなる。したがって、満月のときは絶対に会話をしないこと。
『真・女神転生2』において、初心者にはまず分かりづらいと思われるのが、この「会話では仲魔にならない悪魔」の区別だと思う。会話で仲魔にならない悪魔とは、属性のページにおいても少し触れたが、「ダーク」に属する種族のことをさす。具体的には、邪神、凶鳥、邪鬼、妖獣、妖樹、屍鬼、魔王、邪龍、幽鬼、悪霊、外道、ワクチン、ウィルス、魔人が該当する。またボスキャラクターとは会話が成立しないことを考えれば、それもすべて含むことになる。とにかく、悪魔が出現したときの「外道 ○○が 1体出た!」というメッセージをまずは見逃さないことだ。また、一度倒した悪魔であれば戦闘中・移動中にデビルアナライズでステータスの確認をすることができる。例として、外道オールドワンをデビルアナライズで確認してみることにする。
ステータス画面で赤い囲みのところに「DARK」とあれば、それは仲魔にならない悪魔、通称ダーク悪魔ということ。これは種族全体に言えることなので、結果として「外道は会話で仲魔にならない」ということになる。仲魔になる種族なのかならない種族なのか、については、とにかく頭で覚えていくしかない。面倒でもデビルアナライズで地道に確認していった方がいいだろう。
ダーク悪魔ではないにもかかわらず、なぜか会話で仲魔になってくれない……ゲームを進めているうちに、そんな場面にも遭遇することもあるだろう。原因は「属性の違い」。これがあげられる。先に紹介したダークという概念も属性のひとつだが、次に問題となるのはロウ・ニュートラル・カオスの3属性のこと。
自分の属性 | 話しかけた悪魔の属性 | ||
ロウ | ニュートラル | カオス | |
ロウ | ○ | ○ | × |
ニュートラル | ○ | ○ | ○ |
カオス | × | ○ | ○ |
○は仲魔になることを意味し、×は仲魔にならないことを意味する。見ての通り、自分の属性がロウのときはカオスの悪魔は仲魔にならず、逆に自分の属性がカオスのときはロウの悪魔は仲魔にならない。ニュートラルに限っては全属性を会話で仲魔にすることが可能である。もしダーク属性でもないのに会話で仲魔にならないという事態になったなら、自分の属性がある方向に傾いていないか確かめてみるといい。てっとりばやいのはメシア教会かガイア神殿に入ってみることだ。もしあなたの属性がカオスに傾いていればメシア教会の神父から出て行けといわれるだろうし、逆にロウであればガイア神殿に入るには入場料を払うよう忠告されるだろう。
なお、どういったときに属性がどの程度変化するのかについては、基本データページの「属性について」を参照のこと。