2身合体

　20世紀末から21世紀にかけて、突如として東京のいたるところに出現し始めた“邪教の館”。この館は、悪魔召喚プログラムの所持者でなくては入ることが許可されない。そして館の中でおこなわれていることとは、悪魔同士を合体させ、新たな悪魔を造りだすという、禁断の秘術である。

　悪魔合体にはいくつかの種類がある。その中でも基本となるのはこれから紹介する“2身合体”だ。この合体はさらに高位の術である“3身合体”にも深く関係するため、まずは基本をしっかり身につけておくこと。以下に2身合体の法則を示す。

1. 合体する悪魔の種族同士で、合体後の種族を2身合体表より求める。
2. 合体後の種族から、合体に使用した悪魔の平均レベル＋2以上でもっとも近いレベルにある悪魔が出現する。
3. 大種族が同じ場合は“近親種合体”となり、合体後に求められる悪魔は、悪魔の平均レベル＋3以上で、同じ大種族の悪魔となる。
4. 合体に用いた悪魔と合体結果の悪魔が同じである場合、合体結果は必ず外道スライムになる。
5. 2体の平均レベル＋2が、合体後の種族の最高レベルの悪魔を上回っている場合、求められるのは、その最高レベルの悪魔である。

　以上が法則となる。さらにわかりやすくするために、実例を挙げておく。

• 【通常合体】妖魔キンナラ（LV55）＋天使ソロネ（LV61）＝堕天使アバドン（LV60）
• 【近親種合体】天使アークエンジェル（LV34）＋堕天使サマエル（LV57）＝堕天使オセ（LV48）
• 【スライム化合体】セラフウリエル（LV83）＋天使ケルプ（LV67）＝外道スライム（LV13）

　近親種合体の“大種族”とは、神族や鬼神族といった単語のことを指す。この大種族を細かく分別したのが“小種族”で、これは魔神や天魔といった単語のことを指す。詳しくはメニューより大種族解説ページを選んで見てほしい。
　スライム化合体の方はレベル計算をしてみるとわかりやすい。まずセラフと天使の大種族が飛天族であることから、合体の種類としては近親種合体となる。したがって計算式は、「（83＋67）÷2＋3＝78」となり、78レベル以上の飛天族が出現するということになる。これに該当するのがセラフウリエルであるため、結果はスライムとなる…というわけだ。

　以下は2身合体表だが、表を見る上での注意点がいくつかある。

• 合体結果が黄色いマスはライト系を、白いマスはニュートラル系を、青いマスはダーク系を意味する。
• 「−」のマスは合体不可能であることを意味する。
• 「熾天」はセラフ、「堕天」は堕天使、「★」は近親種合体であることを意味する。
• 合体結果が精霊のものについては、精霊合体解説ページを参照のこと。
• 合体にメシア教徒、ガイア教徒を含む場合は、人間合体解説ページを参照のこと。
• ダーク系悪魔を含む合体については、ダーク合体解説ページを参照のこと。