ダーク3身合体補足

合体の裏の裏にせまる

 真・女神転生デビルサマナーではそれ以前のシリーズに比べ、ダーク3身合体の法則がより細かく、通常の合体と同等に設定された。デビルサマナー上級者の中には、日々ダーク悪魔合体にいそしむ人も多いことだろう。
 さてこのダーク合体、ゲーム中でもふれられていない…というか、ゲーム中では「合体不可能」とされる組合せが、実は合体可能であるという「裏道」が存在する。このページではダーク合体の裏道(特殊ダーク合体)について探ってみようと思う。

ダーク合体の基本

 本題に入る前に、念のため合体の基礎をおさらいしておきたい。このダーク合体の裏道を理解する上で重要なのは、合体時における「合体の順番」の決定が、どのようにおこなわれているか、を知っておく必要がある。まず、合体法則自体は以下のとおりとなる。

  公式1:B+C=BC(2身合体表を用いる)
  公式2:A+BC=X(3身合体表を用いる)

 このとき、A・B・Cの3体は、悪魔種族順位をもとに決定する。余談になるがデビルサマナー以前の真・女神転生では、この決定の法則が「レベルの高い順から」となっていた。つまり仮にLV20の女神、LV35の鬼神、LV40の妖精を合体に用いた場合、真・女神転生とデビルサマナーとではどう違うのかというと、

  真・女神転生:妖精+(鬼神+女神)
  デビルサマナー:女神+(鬼神+妖精)

になる。そのため、真・女神転生をプレイしたあとにデビルサマナーをプレイすると、合体法則を窮屈に感じるかもしれないし、その逆の場合は、あまりにもアバウトすぎると感じてしまうかもしれない。
 話が少しそれてしまったが、この順番の決定を頭に入れた上でダーク2身合体表を見てみると、例えば妖魔+夜魔の合体結果は幻魔と表示されているのが確認できるだろう。ここまではあえて説明するようなことではないのだが、問題は次だ。さてこの組合せに対し、上位種族である邪神を合体させたらどうなるのか、ということである。さっそくダーク3身合体表を調べてみると…そこには、邪神+幻魔の組合せ結果が掲載されていない(というより、幻魔の項目自体がない)。ではゲーム中の合体検索ではどうか。業魔殿のダーク3身合体法則で検索してみると、「><」と表示されており、法則上は「邪神+妖魔+夜魔=合体不可」となっていることが分かる。
 つまりまとめると、悪魔B・Cの合体結果がライト系悪魔になる場合、ダーク系悪魔Aとの合体は不可能ということになる。

 しかし実際はどうか。例えば邪神パチャカマク+妖魔アガシオン+夜魔ナハトコボルトを合体させてみると、女神ナキサワメを造ることができる。このような裏法則とも言うべきか、ダーク系悪魔を使った法則から外れた組合せは、「邪神+妖鳥+鬼女」でも以前から確認されてきた。そこで今回は、このダーク悪魔合体を用いて、「ダーク系悪魔が順位1位になる場合におけるライト系悪魔との組合せ結果」を、すべて調査してみた。

特殊ダーク合体結果

■1stが邪神の場合

■1stが死神の場合

■1stが魔王の場合

■1stが邪龍の場合

 まず邪神だが、BCの組合せが鬼神となる場合は破壊神、幻魔となる場合は女神、霊鳥となる場合は大天使、聖獣となる場合は神獣、神樹となる場合は鬼神が合体結果となる。つまり、特殊ダーク合体において邪神は通常3身合体の魔神と同じ扱いになる。
 また合体においては扱いが邪神となるはずの死神だが、この特殊ダーク合体においては邪神の結果とは違うことが分かった。これは通常の3身合体でいうところの霊鳥と同じ扱いになっているようだ。したがって、BCの結果が霊鳥の組合せの場合は合体不可になる。

 次に魔王だが、先の邪神に比べて幅は狭く、BCの結果が鬼神か霊鳥の場合は神獣を造ることができる。このことから、魔王は特殊ダーク合体においては、通常3身合体における聖獣と同じ扱いだ。ちなみに合体不可のBCの組合せは聖獣である。

 最後に邪龍だが、これは1パターンしかないものの、驚くべきことに魔神を造ることが可能である。BCの組合せが霊鳥であるため、通常3身合体に照らし合わせると、女神もしくは破壊神と同じ扱いとなるのがわかる。

 以上が特殊ダーク合体の組合せ結果になる。と、ここで疑問がひとつ。邪神と死神で結果が変わるなら、魔獣を用いた組合せで珍獣を使った場合どうなるのか…?答えは「魔獣と同じ結果」になる。残念ながら(?)、ここは通常通り、魔獣と珍獣の扱いは同じであるようだ。
 いずれにせよ、この特殊ダーク合体によって、さらに悪魔合体の幅が広がったと言えるだろう。魔法継承を計算する上でも利用できると思うので、選択肢のひとつとしてぜひ利用してみてほしい。