アラビアの炎と風の精霊。
アラジンの魔法のランプの物語で活躍している。主人にとても忠実で、天、地、海のどこへでも一瞬にして運んでくれる。
ブードゥー教の上位精霊。水の力を媒介とするところから察するに、蛇神であるようだ。
天神ダンバラ、死神レグバなどが代表的なロアである。ゾンビとは元々ロアの最下級の眷族で、死体に憑依する使い魔のことであった。
性魔術を公然とおこない、20世紀最悪の男とまで言われた魔術師クロウリーの呼び出した悪魔の一人。
コロンゾンは宇宙の知識の扉を守る悪魔であり、クロウリーはこの知識を得ようとしたが失敗した。
ハヌマーン配下の猿の将軍。インドの大叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する。
ランカー島の城砦にこもるラクシャーサとの戦いで猿軍はかなりの被害を出すが、ラクシャーサの将軍をすべて討ち取る戦果を上げている。
アステカの神話で、巨大な火柱、または緑の羽根飾りをつけた裸形で表される火の神。
すべての家の炉で燃える火は、このシウテクトリによるものとされた。古代のメキシコの人々は、毎朝この神に一切れのパンと一杯の酒を捧げた。また人間の死にさいしては、魂の導き手として、死霊が大地に帰る助けをする。このシウテクトリの祭儀は残酷で、犠牲となる人間は生きたまま燃え盛る石炭の中に放り込まれたと伝えられる。
観察者と呼ばれる魔物。
虚空に浮かぶ、じっと見つめる巨大な目玉である。神出鬼没であり、上級悪魔などの目の代わりとして偵察をおこなう役目を果たしていることが多い。
名は「小さな石炭」の意。
ルビー、またはガーネットの精で、燃えているように見えるため、この名がついた。カーバンクルを持っていると幸運が舞い込んでくるという。